architecture

SHELL(東京都世田谷区深沢)

建て主は専門誌を購読するほど建築好きの御主人とその奥様。

関西のご出身であるお2人は、小さな娘さんと3人で暮らす家を建てるべく、東京で住みなれたエリアの土地を購入し、計画が始まりました。

敷地は駒沢公園にもほど近い、閑静な住宅地の一角にある位置指定道路の奥。

隣地にある機械式駐車場の音や視線の影響を最小限に留めるべく、安全や機能性に優れたコンクリートの住宅を希望されました。

プライバシーを守るために、外観にはスリット窓があるだけで、出来るだけクローズな意匠を心がけています。

その反面、内部に入ると外部からは予想ができない伸びやかな空間が広がるようサプライズを心がけました。

1階に設けた書斎や客間などの部屋からは、しっとりとした落ち着いた庭を眺めることが可能。ここはガーデニングが得意な奥様の出番です。

一方、2階へあがると広がるのは大小3つの光庭がアトランダムに内包されたワンルームコートハウス。

平面空間がジグザグに連続しながら、透過性のあるガラスを利用することで、敷地の奥行きを最大限に生かすことを心掛けました。

密集地でありながら、緑が豊富な周辺環境を考慮して計画した、開きながらも閉じた小さな空間。 都心の一等地とは思えないほど、緑や空など豊かな自然が広がっています。

この空間で展開される様々な光のアートこそが、この地での生活に安心と彩りを与えてくれることでしょう。

■DATA

所在地 東京都世田谷区深沢
竣工 2010年7月
敷地面積 128.61㎡(38.90坪)
建築面積 63.98㎡(19.35坪)
1F床面積 56.20㎡(17.00坪)
2F床面積 59.54㎡(18.01坪)
延床面積 115.74㎡(35.01坪)
構造 鉄筋コンクリート壁式構造
規模 地上2階建
用途 専用住宅
家族構成 夫婦(30代)+子供1人
構造設計 正木構造研究所
  正木健太
設備設計 シマダ設計
  島田善衛
施工 前川建設
建築写真 西川公朗
■MEDIA
Japan Architect Blog