architecture

AIR(埼玉県八潮市)

 

クライアントはIT企業にお勤めのご主人と大手化粧品会社にお勤めの奥様は共に30代の夫婦。生まれたばかりのお子さんとの生活のために新たに購入した都心近郊の土地周辺は、田畑も残る長閑な環境。周辺一帯が開発エリアに位置しており、北側一帯が将来大きな公園になる予定の好立地である。

未来の公園に対し安定したパノラマビューを獲得するために設けた水平連続コーナーサッシが特徴的なファサードをつくりあげている。エントランス部分に見えるオブジェのような螺旋階段はさながらショップのショーウィンドウのようであり2階部分の跳ね出したボリュームを一層強調している。

床を土間仕上げとした1階ホールは外部と連続した一体空間で、家族全員のスタディスペースとして機能。寝室や子供部屋とはスライディングドアで区画されている。また、1階ホールには小さな光庭を設け、南東からの安定した太陽光が供給されるため1階特有の薄暗さが全くないもの特徴だ。

この光庭を共有する形で構成された2階はボディールームが付随したワンルーム形式で、L型型の平面と勾配天井が大らかな空間をつくりあげている。水平連窓によって北側の公園が借景となるだけでなく、南東側はいかなる隣家が建築された場合でも、全ての部屋が外の景色を存分に楽しむことができるように計画された。
  光や風、景色など普遍的な要素のみを拠り所として設計されているが、コンテクストが一新される開発エリアならではの回答と言えるだろう。

■DATA

所在地 埼玉県八潮市
竣工 2012年6月
敷地面積 101.47㎡(30.69坪)
建築面積 60.19㎡(18.21坪)
1F床面積 52.91㎡(16.01坪)
2F床面積 51.91㎡(15.70坪)
延床面積 104.82㎡(31.71坪)
構造 木造
規模 地上2階建
用途 専用住宅
家族構成 夫婦(30代) 子供
構造設計 正木構造研究所
  正木健太
設備設計 シマダ設計
  島田善衛
施工 本間建設
建築写真 西川公朗
 

 

■MEDIA